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「風邪のあとの咳」の正体は?

[2017.12.07]

いつも桜が丘内科クリニック院長ブログをご覧いただきありがとうございます。

あっという間に12月となりました。街がクリスマスの装飾やイルミネーションに彩られ、なんだか気持ちがワクワクしますね。

一方、気温がとても低く乾燥する日が多くなりました。こんな時は、風邪が流行しやすいため、症状にお悩みの方も多いのではないでしょうか?その中で、病院を受診し処方された薬を飲んで、熱や鼻水、のどの痛みは良くなったのに、咳だけがなかなか良くならない。。という方はいらっしゃいませんか?

今回のブログでは、そんな「風邪のあとの長引く咳」について書きたいと思います。

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上記のように、風邪を引いたあと、咳だけが全然良くならずにお困りの方。

もしかしたら「感染後咳嗽(ガイソウ)」と言われる風邪とは別の咳かもしれません。ある報告では「風邪のあとに20%前後で発症する」とされる、意外と多い病気なんです。

日本呼吸器学会の 咳嗽に関するガイドライン第2版 では、咳の種類は、

①3週間以内の急性の咳(発症から3週間の場合はまだ「急性」に分けられます)

②3〜8週間持続する遷延性の咳

③8週間以上続く慢性の咳

の3種類に分類されます。

①の急性の咳の原因は、風邪などのウイルスや細菌によるものがほとんどで、これらを排除するための反応として咳がみられます。

3週間を越えると、②の遷延性の咳になり、感染後咳嗽の診断に至ります。先ほどのガイドラインによると、感染後咳嗽は『呼吸器感染症の後に続き、胸のレントゲン検査で異常がなく、自然に軽快する遷延性ないしは慢性の咳 』と定義されています。原因としては、風邪やマイコプラズマ、クラミジア、百日咳等がほとんどですが、喘息が一因となっていることもあります。

通常は自然によくなりますが、咳止めやアレルギーの薬、漢方薬も有効である場合が多く、マイコプラズマやクラミジア、百日咳等の場合は抗生剤が必要となります。もともと喘息をお持ちの方は吸入薬や気管支を拡張させる貼り薬を併用する場合もあります。

 

実は、風邪のあとに咳だけが残ってしまうことはよくあります。2週間程度の咳であればあまり心配する必要はないかもしれませんが、3週間以上続くときは、念のために、一度レントゲンなどの検査を受けても良いと思います。

とはいえ、風邪は引かないことが一番です。うがい・手洗いをしっかりと行い、栄養をつけ、ぐっすりと眠り、何より自分の身体を大切にしてくださいね!

今回は長文となりましたが、最後までお付き合いありがとうございました。

皆様にとって健やかな日々となりますように。

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