こんな症状はありませんか?~関節リウマチの初期症状について~
いつも桜が丘内科クリニック院長ブログをご覧いただきありがとうございます。
いつの間にか秋の紅葉も終盤を迎え、冬の足音が聞こえてきました。
温泉が恋しくなる季節の到来ですね~。
さて、今回は私の専門でもあります、『関節リウマチ(通称:リウマチ)の初期症状』についてブログを書きたいと思います。
皆さんは「リウマチ」と聞くと、どんなイメージがあるでしょうか?不治の病?それとも、お年寄りの病気?
実は、関節リウマチが発症するピークの年齢は30~50歳代で、男性よりも女性の方が多く発症します。(男女比 1:4)
中には、60歳以降に発症する方もいます。
また、代表的な関節リウマチの初期症状としては「関節の炎症に伴うこわばり」「関節の腫れや痛み」「発熱」「だるさ」「食欲不振」等があります。
その症状は「朝」に強く現れますが、日中や、夜になると落ち着いてしまうことも多いため、少々気になったとしても、受診せずにそのまま放置されてしまうケースが多々見られます。
それ以外にも、
・服のボタンが掛けにくい
・瓶のフタが開けにくい
・靴ひもが結びにくい
・お箸が使いにくくなった など
日常生活の何気ない動作に困難が生じる場合、それがリウマチの初期症状である可能性もあります。
以前は、関節リウマチの骨破壊は、慢性的に、ゆっくりと進む、と考えられていました。
しかし、近年の研究で「発症早期」に骨破壊が進行していたことがわかりました。
そのため、現在は「関節リウマチは早期に診断・治療を開始することが非常に重要!」とされています。
関節リウマチ治療の進歩は目覚ましく、適切な治療を行うことによって治癒も期待できるほどとなっています。
上記のような気になる症状があれば、どうぞお早めに当院までご相談ください。
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今週も皆様にとって健やかな日々となりますように。